水のコラム
節水対策!トイレの水道料金を減らそう!
新しい生活様式が定着し自宅にいる時間が増え、光熱費の高騰に悩まれている方は多いのではないでしょうか?電気代、ガス代に比べ、2ヶ月に一度請求される水道料金は、家計の中でやりくりがしやすいと言えるでしょう。では、家庭での水道料金の内訳は、どうなっているかご存じでしょうか。
平成29年度の水道局の調査によると、風呂が40パーセント、次いでトイレが21パーセント、炊事が18パーセント、洗濯が15パーセントとなっています。最も水を使うお風呂場での節水方法は残り湯を洗濯に使う、蛇口を使わないときは閉めるなどが有名です。しかし、あまり知られていませんがトイレも効果的に節水を行うと、年間数万円の水道料金の節約になり得るのです。今回はトイレでの節水方法をご紹介します。
こんな節水方法はいけません!
トイレの節水と聞いて、真っ先にタンク内にペットボトルや瓶を入れて水量をかさ増しする方法を思い浮かべた方は多いのではないでしょうか?一時期、バラエティー番組や雑誌でもてはやされたこの方法ですが、実はおすすめできるものではありません。
タンクの中には、タンク内の水を便器に排出する際の弁の役割を果たすフロートバルブがチェーンにつながれています。そのチェーンが瓶やペットボトルに絡まりバルブが開いたままの状態になり、便器内に水が流れ続け結果水道料金の高騰につながるケースが多いのです。
また、タンク内にはフロートバルブの他にも、タンク内の水量の調節をするオーバーフロー管や、給水を司るボールタップなどの部品が一つひとつ連動して動作しています。これらに瓶やペットボトルが接触することで損傷や不良を起こし、最悪の場合水漏れなどのトラブルを引き起こします。タンク内は経年劣化やカビなどのトラブルが起こりやすい、非常にデリケートな場所です。
稀に小便を数回まとめて流す、大便も小便の水量で流すという節水方法を行っている方をお見受けします。実は小の水量は、トイレットペーパーを使わない際の排せつを想定して設定されているのです。女性の場合は、毎回大の水量で流すのが好ましいといえます。適切な水量で流さなければ、排水管内に流しきれなかったトイレットペーパーや便が蓄積し、詰まりや悪臭などのトラブルを誘引します。衛生面を考えても好ましくないので、正しい水量で流すことを心掛けましょう。
効果的な節水法とは?
まず、最新の節水型のトイレに変えるという方法があります。2000年前後のトイレだと大便を流すのには13リットルもの水量が必要でしたが、2021年度の最新型のトイレでは最大3.8リットルで流すことが可能になりました。年間にすると1万円以上の水道料金の節約になります。トイレに使用されているパッキンや部品の耐用年数は10年前後とされているので、旧型とトイレを使用されている方は検討しても良いでしょう。
さらに簡単にできる方法だと、音消しや臭い消しで無駄に流すことをやめるという方法があります。特に女性の方は何度も流すという方が多く見受けられますが、現在多くのご家庭で使用されているトイレの水量は小で6リットル、大で8リットルと言われています。大きなペットボトル3本以上の水量で流すなら十分だと思いませんか?
水不足の観点からも世界的にトイレの洗浄水量の規制は厳しくなっています。臭いが気になる方は消臭スプレーを、音が気になる方は音消しの装置を使用するなどして無駄に水を使用することを控えましょう。
最後に、専用の節水装置を使用する方法をご紹介します。タンクの下のフロートバルブに装着する、ウォーターセーバーという装置があります。レバーを引いて水が流れる最後の方のチョロチョロという水の流れをなくすもので、使用を続けると年間で8,000円ほどの水道料金の節約になるのです。値段も安価で取り付けも比較的に簡単なので、初心者でも取り入れやすいタイプの節水器です。
また、同じようなもので水洗トイレ節水器ロスカットというものもあります。こちらは、タンク内の水量を約30%残し排水口を早く閉じる効果があるため、排水量の節水だけでなく注水量の削減も可能になり、年間で2万円前後の節約が可能と言われています。ただし、これら二つはさまざまなメーカーのトイレに装着可能ですが、最新の節水型のトイレには装着できないので注意が必要です。
最後に万能ロータンクボールタップという商品を紹介します。こちらはボールタップ弁ごと交換するタイプの商品で、チョロチョロという排水を止めるだけでなくタンク内の細かい水位調節が可能なので、こだわりのある方におすすめの節水器です。
トイレのお悩みはながさき水道職人までお電話ください
節水だけでなく、悪臭や詰まりや水漏れや大掃除など、トイレ周りのお悩みはぜひながさき水道職人におまかせください。ながさき水道職人は長崎市、佐世保市、諫早市、大村市、南島原市、東彼杵郡、西彼杵郡など長崎県全般で水回りのトラブルの改善に携わらせていただいてきた、水道のプロです。まずは、ご相談だけでもお気軽にお電話ください。
監修者
主任
朝長 大輔
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行し、数多くの現場を経験することで実践的なスキルや最新の技術に関する知識を身に付けてまいりました。
コラムではこれまでの経験から深い理解と実践的なノウハウをもとに水道メンテナンスに関する専門的な知識を広く普及させることを目指しています。
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