水のコラム

お風呂の水漏れの原因と、その修理・交換費用を把握しておこう

2021年06月17日お風呂のトラブル

毎日使うお風呂から水が漏れてきた場合、どう対処しますか？今回はお風呂から急に水が漏れだした場合の原因と対処方法をご紹介します。いざというときに備えて知識を身につけておきましょう。

1 蛇口・水栓からの水漏れ
2 シャワーヘッドからの水漏れ
3 修理交換にかかる費用は？
4 水漏れによる床下・下の階への影響
5 お風呂からの水漏れのまとめ

蛇口・水栓からの水漏れ

浴室で水漏れが起こった際、真っ先に思いつくのが蛇口や水栓です。蛇口・水栓による水漏れの主な原因は3つ考えられます。

・パッキンの経年劣化

ゴム製のパッキンが劣化し、硬化や損傷することで水が漏れだしてしまいます。過度な使用、長年取り換えていない場合だと特にパッキンは劣化しやすいです。蛇口・水栓の分解が自分でできる場合、ホームセンターやインターネットの通販でパッキンは購入し自分で交換しても問題ないでしょう。知識がなく、自分では不安な場合は必ず修理・交換業者に連絡しましょう。

・ホースやパイプの亀裂

ホースやパイプに傷がつき、裂けてしまうとそこから水が漏れてしまいます。亀裂が見つかったら、業者に連絡し交換してもらいましょう。一時的な応急措置として自己融着テープで亀裂を補強することもできます。しかし、あくまでも簡易的な措置なので必ず新しいものに交換しましょう。

・ボルトやナットなど、連結部分の緩み

単純にボルトやナットなどの連結部分の緩みが原因のケースもあります。その場合は専用の工具で締めれば解決します。強く締めすぎるとさらに悪化してしまうので、力加減に注意して作業しましょう。

シャワーヘッドからの水漏れ

シャワーヘッドから漏れている場合、内部にまだ水が残っている状態かもしれません。この場合シャワーヘッドをよく確認し、水が残っていないか確認してください。それでも水漏れが止まらない場合はシャワーヘッド本体が故障している可能性が高いです。修理交換業者に相談することをおすすめします。

修理交換にかかる費用は？

水回りのトラブルの場合、自分で対処しようとしてさらに悪化してしまうケースが少なくないです。そのため、水漏れのトラブルは自分で解決しようとせず、専門の修理交換業者に見てもらうことをおすすめします。

・水漏れ修理

蛇口・水栓やシャワーホースから水が止まらない場合の修理費は3,000円～30,000円ほどです。原因にもよるので振れ幅が広いですが、ゴム製パッキンの劣化や連結部分の緩みなど簡単な作業で済むケースが多いです。なお、業者の出張費が加わると10,000円を超える場合があります。

・蛇口・水栓交換

蛇口本体の故障の場合は7,000円～35,000円ほどかかります。また本体の交換なのでグレードが高いものや新型を選ぶと金額は高額になります。性能や特徴を業者とよく相談して自分に合ったものを選びましょう。業者に見てもらうと今後のトラブル予防にも繋がります。定期的にメンテナンスは行いましょう。

水漏れによる床下・下の階への影響

・床下へ水漏れが及んだら

水漏れが床下まで及んでいる場合、カビやシロアリなどの害虫まで発生します。最初は気づかないかもしれませんがカビをそのまま放置しておくと悪臭の原因になり、さらに大変なことになります。木材を食べるシロアリが住みついてしまうと二次被害のおそれが出てきます。また、水気による腐食が進み、家そのものが劣化し、漏電事故にも繋がかねません。絶対に放置はしないでください。

・マンションやアパートの下の階まで被害が及んだら

マンションやアパートなどの集合住宅で下の階まで水漏れした場合、真っ先に下の階の住人へ説明、謝罪しましょう。その後管理人や大家へ連絡し、修理や交換の相談をします。この連絡を怠り勝手に修理・交換をすると後のトラブルに繋がるので必ず連絡しましょう。一部修理交換費用を負担してくれる管理人や大家もいます。漏電事故が気になる場合は電力会社へ連絡し、対応してもらいましょう。事故が起きてからでは遅いです。

下の階へ迷惑をかけた場合は、後日改めてお詫びの品を持参し謝罪しに行きましょう。被害の程度にもよりますが菓子折りや商品券などは1,000～5,000円の範囲の物が無難です。誠意をもって謝りましょう。もちろん責任はこちらにあるので、被害が大きい場合は修理交換費用を負担しなくてはいけません。