水のコラム

トイレの水漏れは排水管に要注意～水漏れ原因と処置方法について～

2021年06月18日トイレのトラブル

トイレの水漏れを経験し、困ったことはあるでしょうか？それとも、ちょうど今水漏れが起きてお困りの状態という方でしょうか。タンク内のトラブルで水漏れが起こることもありますが、今回は原因が排水管にあるケースに焦点を当てて、対処法などを確認していきます。

1 排水管が影響しているトイレの水漏れとは？
2 トイレの水漏れの応急処置として自分でできること
3 業者へ依頼した場合のトイレの修理の相場
4 トイレの壁や床から水漏れした場合
5 トイレの水漏れはながさき水道職人にご相談ください

排水管が影響しているトイレの水漏れとは？

「トイレの排水管から水漏れする」というとどのような原因が思い浮かぶでしょうか。起こりやすいものとしては、排水管に異物が詰まることが挙げられます。たとえば、スマホやガラケーなどの携帯、鍵などを便器に落としてしまい、そのまま流れていってしまったことで排水管が詰まってしまった、などのケースです。または、胸ポケットに入れていたペンなどの小物やハンカチを落としてしまったなど、気をつけていてもこういったことは起こり得ます。

手で取れる範囲であればすぐに取り出すしかありませんが、奥まで流れていってしまうとなかなかそうもいきません。気づかぬまま水を流し続けていると、詰まりにより水が逆流するおそれもあります。

そのほか、トイレの排水管の接続部分に使用されているナットが緩むなどして隙間ができ、それが水漏れに繋がることもあります。長期間使用している場合、排水管自体の経年劣化で水漏れする可能性もゼロではありません。腐食による破損などで排水管自体の交換が必要となることもあり、そうなると若干大掛かりな工事が必要になります。

トイレの水漏れの応急処置として自分でできること

いざトイレと床の接続部分などから水漏れを発見した際に、なにかしらの応急処理ができると安心でしょう。まず、異物を落として奥まで流れてしまった場合、絶対にラバーカップを使用してはいけないことは覚えておいてください。

異物の硬さなどにより排水管を傷つけることにもなりかねず、やり方によってはさらに詰まりを悪化させてしまうので、すぐに専門業者を呼びましょう。また、一軒家であれば、外にある汚水枡にスコップなどを立てて、流れてきた異物がそこでストップするように試してください。

もし、汚れや溶けるはずのもの（トイレットペーパーや排泄物）が付着して詰まってしまっている様子であれば、ラバーカップの出番です。このとき、汚水が飛び散るなどのおそれもあるので、トイレの床には新聞紙やビニール袋を敷いておくことをおすすめします。汚れの詰まりが軽度であれば、パイプクリーナーや重曹・クエン酸で詰まりの除去を試すこともできます。

なお、前述のように、水漏れ箇所とナットの緩みなどが確定できているのであれば、モンキーレンチなどでナットを締めなおすことも可能です。締めなおした後は、少量の水を流してみて改善しているかどうか確認しましょう。基本的には、それ以上水を流さないこと・止水栓を閉めることを徹底し、早めに業者を呼んでください。

業者へ依頼した場合のトイレの修理の相場

トイレの排水管からの水漏れであれば、おおよそ4,000円前後が費用相場ですが、そこに出張料金などの追加料金が加算されて8,000～15,000円前後となることが多いです。また、詰まりが原因であり、専用の洗浄機を使用することになった場合は、状況によって大きく変動するものの約1万～4万円前後はかかると考えてください。

基本的に作業料金と別途に出張料金などが追加される場合が多いので、事前に複数業者へ見積もりを依頼して、相場と照らし合わせながら決めることをおすすめします。

トイレの壁や床から水漏れした場合

配管起因の水漏れと言っても、給水管と排水管のどちらから水漏れしているかがすぐにわからない場合もあるでしょう。特に配管はそのほとんどが壁や床などの中にあり、水漏れも壁や床から水が染み出てきたから気づいた、ということが少なくありません。だからこそ専門業者に連絡する前に、水を止めたまま水道メーターが動いているかを確認してください。

メーターが動いているようであれば給水管に問題があると判断できます。同様に、メーターが動いていなければ排水管のトラブル、という判断できるのです。

なお、賃貸であれば他の部屋にも影響が出ている可能性があるので、問題のある配管がどちらか確認できたら一旦管理会社へ相談しましょう。状況によっては保険が適用されることもあります。