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水のコラム

油や洗剤の処理ってどうしたらいいの?安全な処理方法や捨て方をご紹介

2023年05月18日 キッチンのトラブル


油や洗剤の処理ってどうしたらいいの?安全な処理方法や捨て方をご紹介

油や洗剤をそのまま流してしてもいいのかな?と考えたことはありませんか。何か処理が必要な気がすると思いながらついつい流している、という人もいるかもしれませんね。


しかし、そのような行動は家の設備のトラブル原因になったり、環境への悪影響が考えられたりするため直ちに行動をあらためる必要があります。


そこで今回は、油や洗剤を水道に流してしまうとどうなるか、適切な処理方法について詳しくご紹介します。



油を水道に流してもいいの?


油は揚げ物など大量に使う場合だけでなく炒め物や煮物にも含まれているので、意識せず水道に流している人もいるかもしれません。油を水道に流してしまうとどのような影響があるのかを、詳しくご紹介します。


家庭の影響

油は温度が高いと水のようにサラサラですが、冷えると固まる性質があります。量にかかわらず油を排水口に直接流していると、流れていく中で温度が冷え、排水口や排水管で固まってしまうでしょう。


油の固まった場所に食材のカスや洗剤などが流れてくると付着し、固まりがどんどん大きくなっていきます。


気づかないうちに排水口や排水管いっぱいに広がり、水の流れを止めて完全につまってしまうのです。水が排水できずに逆流し、家の中に汚水が溢れてくるケースもあるでしょう。対処に時間や費用が掛かってしまうので、注意が必要です。


環境の影響

各家庭で出た排水は、現代社会では一般的に下水処理場で自然界に流しても問題ない状態に処理されてから河川に放流されます。


油が含まれた排水を処理するために処理場の負荷が大きくなるため、電力の消費や清掃コストなどで環境に悪影響が出るでしょう。


また、下水処理が整っていない地域や施設では、家庭の排水がそのまま溝や川などに流されることもあるため、油が混ざった排水は水質の低下を招いてしまいます。


川や海の生き物が住めなくなったり、油がたまって酸化し悪臭がただよったりすることもあるので、油を水道に流すのは絶対に避けましょう。


洗剤を水道に流してもいいの?


油を水道に流してはいけないことがわかりましたが、洗剤の場合はどうなのでしょうか。ここでは洗剤を水道に流すときの影響についてご紹介します。


少量であれば問題ない

洗剤は水まわりの設備で使用し、掃除やメンテナンスに使うものです。衣類用の洗剤も同様に、水と一緒に使われ、排水されて下水まで流れていきます。


洗剤は水に溶けやすいので排水口や排水管に残ることもほとんどなく、下水処理場で問題なく処理されるので、トイレやキッチンなどの排水口に流して捨てても大丈夫です。


しかし一度に大量の洗剤を流すと、排水口や排水管を傷めるおそれがあるので気を付けましょう。


処分する以外の活用も考えよう

買ったもののニオイが気に入らず大量に余ってしまった洗剤や、引っ越しのタイミングなどで余った洗剤を処分したいなどの場合は、処分に困りますよね。


そのような場合に捨て方を考えるのではなく、ほかに活用できる方法を考えるのもおススメです。バザーなどに出品したり、近所の人に譲ったりなどすれば有効に活用できます。


また、洗濯用の洗剤をトイレ掃除に使うなど、ほかの場所に利用するのもよいでしょう。


適切な処理方法をご紹介


ここでは、油や洗剤を処理する際の方法をご紹介します。


油や洗剤は何ゴミ?

油や洗剤は、多くの場合は燃えるゴミとして処分可能です。しかし自治体によってルールが異なる場合もあるので、処分する前によく確認しておきましょう。


また、燃えるゴミだからといっても液体のまま袋に流し込んで捨てることはできません。後述する方法で処理するようにしましょう。


回収すれば資源になる

最近では、油を回収し、資源として再利用する自治体も増えてきました。飲食店などで毎日大量に油を捨てるなどのケースでは業者が無料で引き取りに来てくれることもあります。


燃えるゴミとして処分してしまわず回収に協力すれば、燃えるゴミの減少にもつながるでしょう。


古紙に吸わせる方法

油を燃えるゴミとして処理する一番一般的な方法が、新聞紙などの古紙に吸わせるやり方でしょう。古紙に油を吸わせる際は、油の温度が低くなってから行います。


油の温度が高い状態だと自然発火し、古紙が燃えることもあるので注意が必要です。


紙パックを使った方法

空になった紙パックを使えば、より手軽に処理できます。紙パックのなかに布やキッチンペーパーなどを詰め、油を注ぎフタをすれば完成です。


しかし、この方法も古紙を使ったときと同様に自然発火の恐れがあるので、油と一緒に水をいれておくとよいでしょう。


固めて捨てる方法

市販の凝固剤を使って油を固めて捨てれば一番簡単かつ安全です。凝固剤はホームセンターや100円ショップなどで簡単に入手できます。


使い方は、油がまだ熱いうちに凝固剤をいれ、よく混ぜて放置するだけです。1時間もすれば油が固まり、そのまま捨てられるでしょう。


油は再利用可能!


調理で使った油、一度で捨てていませんか。実は油は何度か再利用しても問題がありません。ここでは油の再利用方法や捨てる目安、保存方法などをご紹介します。


再利用方法

天ぷらや揚げ物料理で使用した大量の油などは、適切にキレイにすれば2から4回ほど再利用可能です。油を使い終わってまだ熱いうちに、網じゃくしなどをつかって揚げカスを全部すくい取りましょう。


キレイになったら保存容器に油漉し器と油漉し紙をセットし、油を注いで漉します。酸化を防ぐためになるべく密閉できる保存容器を使用しましょう。


捨てる目安について

何度か油を使用していると、最初とは油の状態が変わってきます。


油の色が最初よりも濃くなったり、粘りが強くなったり、加熱したときに泡がでたりする場合は再利用をやめ、処分するようにしましょう。


悪くなった油を使い続けると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。胸やけや吐き気を催したり、病気の原因になったりすることもあるので注意が必要です。


保存方法

油の保存にはいくつかポイントがあります。油は光や空気に触れると酸化してしまうので、使用済みの油を保存するときは密閉できる保存容器を使い、冷暗所で保存しましょう。


保存容器はホーローなどの専用容器を使えば酸化を防げます。また熱いうちに油を流し込むので、耐熱性の高い保存容器でないと割れてしまう可能性もあるので注意しましょう。


油や洗剤は水道に流さず適切に処分しましょう


油や洗剤を大量に処分したい時、考えるのが面倒で水道に流してしまいたくなるかもしれません。


洗剤は少しずつなら問題ないですが、油は少量でも大量でも、家庭や環境への影響が大きいため絶対に水道に流してはいけません。


自治体のルールをよく確認し、適切な処理方法で処分することが大切です。また一度に捨ててしまわずに何度か再利用も可能なので、今回ご紹介した再利用方法や保存方法で処分の回数も減らすと良いでしょう。


油も洗剤も有効に活用できる方法があるので、水道に流さずに適切に処分しましょう。



監修者

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主任

朝長 大輔

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行し、数多くの現場を経験することで実践的なスキルや最新の技術に関する知識を身に付けてまいりました。
コラムではこれまでの経験から深い理解と実践的なノウハウをもとに水道メンテナンスに関する専門的な知識を広く普及させることを目指しています。

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