水のコラム
浴槽の栓を抜いていないのに水が減る原因は?原因解明と対処法を解説!
浴槽の栓を抜いていないのに、なぜか水が減っていて困ったことはありませんか。これは、本体になんらかのトラブルが発生していることが原因です。この症状が起こったときは、早急に対処をおこなう必要があります。
そこでこの記事では、トラブルの原因を突き止める方法や対処法を紹介していきます。また業者に修理を依頼した場合の費用や、新しい浴槽への交換を検討した場合の費用も合わせて解説しますので、参考にしてください。
浴槽の水が減る原因を簡単に突き止める方法は?
まずは水が減ってしまう原因から突き止めていきましょう。浴槽や排水管などにさまざまなトラブルが発生していることが考えられます。見つけ方や確認方法をここから詳しく解説していきますので、確認してください。
栓を抜いていないのに水が減るのは浴槽の水漏れが原因
栓を抜いていないのに水が減ってしまう原因の多くは、浴槽からの水漏れが原因であることが挙げられます。まずは、どこから発生しているのかを調べることが大切なポイントです。排水栓や本体、排水管の順番で調べていきましょう。
ここからは、発生している可能性が高い順番に細かく解説していきます。調べる場所は大きく分けて3箇所です。どのように確認したらよいかみていきましょう。
排水栓を調べる
まずは、浴槽の水を溜めたり抜いたりする栓が劣化していないかを調べます。ゴム製のものは、長年使用しているとすり減ってしまう可能性もあります。栓と排水口の間に隙間ができていると、そこから水が漏れてしまうこともあるのです。
プッシュ式などは、隙間にゴミが溜まっていないかを調べることも重要です。隙間にたまっていると正常に閉まらなくなります。合わせて確認してみましょう。
浴槽の本体を調べる
次は本体を調べます。本体の素材は、さまざまな種類が存在しています。安価で手入れのしやすいFRP素材の浴槽が主流なのですが、こちらの寿命は10年〜20年と言われています。経年劣化でヒビ割れが起きていないか確認してください。
ほかの素材についても、長期使用していることでヒビやサビなどで素材が剥がれ落ちて、水漏れを起こす可能性もあります。本体を隅々まで調べていくことが大切です。
浴槽の排水管を調べる
上記2箇所に異常が見当たらなかった場合には、排水管も確認しておきましょう。給湯機や風呂釜には給水管が繋がれています。そこから水漏れを起こしてしまう可能性もあるため、合わせて確認してください。
浴槽の水が減る原因別の対処法
トラブルの確認ができたら次は、その対処方法を考えましょう。トラブルごとに解説していきますので確認していきましょう。自分で対処できることと、業者にお願いしなければならないことがあります。
自分で対処をすることが難しいと感じた場合には、無理せず業者へ相談することが1番の解決策でもあります。ではトラブルごとに確認していきましょう。
排水栓が原因である場合
ゴム製の排水栓が劣化していた場合は、自分で対処することが可能です。ホームセンターなどで同じ形状の栓を購入して付け替えれば、解消できます。プッシュ式は、排水栓を外し、ゴミを取り除いてみましょう。
そこで解消できれば、業者へ依頼する必要はありません。まずは自分で作業を行ってみてください。
浴槽本体が破損している場合
浴槽のヒビ割れを確認した場合は、応急処置として防水テープを張ることがおすすめです。パテを使ってヒビや穴埋めをする方法もあります。しかしこの方法はあくまでも応急処置です。
この作業を行ってから、業者へ相談することをおすすめします。修理をする日までに時間がかかっても、業者が来るまでの間は入浴をすることが可能です。先に応急処置を施しておきましょう。
配管部分の損傷である場合
配管部分の損傷などによる水漏れは、はじめから業者へ依頼してください。現地調査の依頼を行い、詳しい破損状況を調べてもらいましょう。無理して自分で行おうとすると余計に被害が広がることもあります。
破損状態が酷い場合は買い替えも検討
本体などの破損状態が酷い場合には、修理ではなく買い替えを検討することもひとつの選択肢です。本体もやはり消耗品であるため、長年使用することで破損が広がってきます。素材の剥がれや破損が酷い場合には、買い替えを検討してください。
浴槽の水が減るトラブルを業者に依頼した場合の費用
業者に修理を依頼した場合、やはり気になるのは費用のことではないでしょうか。そこで水が減るトラブルを解消させるために、どのくらいの費用がかかるのか修理内容ごとに、相場を紹介します。ぜひ参考にしてください。
排水栓トラブルの修理費用
ゴム栓の劣化では、自分で対処できるためホームセンターで200円〜1,000円程度で購入できます。しかしプッシュ式が壊れていた場合には、業者へ依頼することが必要です。その場合にかかる費用は10,000円〜20,000円が相場です。
高い金額ではないため、プッシュ式が壊れてしまった場合には業者へ修理を依頼してみましょう。
給湯器や風呂釜トラブルの修理費用
給湯器や風呂釜のトラブルでの修理費用は、パッキン交換などの簡単な作業であれば60,000円程度が相場です。そのほか一般的な修理を行う場合は、10,000円〜50,000円が相場と言えるでしょう。
どの部分が破損しているのか、調査をしてもらい確実な見積りを出してもらいましょう。複数の業者から見積りを取り寄せて、納得ができる業者に依頼することがおすすめです。
浴槽トラブルの修理費用
浴槽の破損やヒビ割れの修理では、浴槽内部に強化ガラスクロスなどを塗装して修復するライニング工法は45,000円が相場になります。
また仕上げを含めた修理費用の相場は、100,000円から200,000円ほどです。最終的にどのくらいの金額で修理が可能か業者と相談してみましょう。
浴槽の水漏れトラブルの放置は危険
水漏れを放置して、そのまま使い続けることは大変危険です。ほかの箇所にトラブルが発生したり、破損部分でケガをしてしまう可能性もあります。トラブルを発見した場合は、応急処置を施すか業者に相談してください。
浴槽本体を交換する場合の費用
あまりにも本体の破損が酷い場合には、交換することも選択肢のひとつです。修理しても再発してしまう恐れもあるため、新品に交換した方がいい場合もあります。本体にはさまざまな素材があるため、まずは素材を考えておきましょう。
代表的な素材は、FRPや人口大理石、ステンレス、ホーローなどがあります。どれを選ぶかによって交換費用が異なるのです。ここから素材ごとの交換費用を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
FRP素材の浴槽
FRPの本体価格は50,000円〜350,000円の相場です。素材のなかでは1番安価で手に入りやすい素材であるため一般的に使用されています。この金額に交換作業費用がかかってくるのが一般的な相場です。プラス100,000円と考えておきましょう。
人工大理石素材の浴槽
人工大理石の本体価格は、100,000円〜1,150,000円が相場です。おしゃれで憧れる素材ですが、その分高額になります。業者によって作業費用もさまざまであるため、まずは見積りで最終金額を出して貰いましょう。
ステンレス素材の浴槽
ステンレス素材の浴槽価格は、100,000円〜250,000円が相場です。沸かしたお湯の持ちがよく、錆びにくく耐久性が高いことやヒビ割れなどが起きにくいことがメリットになります。昔ながらのデザインですが、耐久性が良いため選ぶ人も多いのです。
ホーロー素材の浴槽
ホーローの浴槽本体価格は150,000円〜1,350,000円です。高い保温性を持ちキズがつきにくく雑菌もつきにくいことがメリットになります。こちらも人工大理石同様、金額の幅が広いため、まずは総額の見積りを依頼することがおすすめです。
まとめ
浴槽の栓を抜いていなのに水が減ってしまう現象は、水漏れを起こしていることが原因です。排水栓の交換で済めば安い金額で済みますが、本体からの水漏れでは高額になります。しかし水漏れの放置は大変危険であるため、早めに対処をしてください。
まずは自分で応急処置をおこなってから、業者に依頼することも大切です。早い段階でのトラブルであれば、安い金額で修理をしてもらえることもあります。現地調査をしてもらい、見積りを依頼して検討してください。
あまりにも破損状況が酷い場合には、買い替えを検討してみましょう。素材によって金額は異なります。どの素材を選ぶのか、予算はいくらなのかなど、全体的に考えて選ぶのがポイントです。
監修者
主任
朝長 大輔
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行し、数多くの現場を経験することで実践的なスキルや最新の技術に関する知識を身に付けてまいりました。
コラムではこれまでの経験から深い理解と実践的なノウハウをもとに水道メンテナンスに関する専門的な知識を広く普及させることを目指しています。
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