水のコラム
浴槽の交換を検討すべきタイミングは?費用もあわせて解説します!
浴槽を交換するタイミングを知らない人は多いのではないのでしょうか。
この記事では、浴槽を交換する目安や相場、また交換する際に気を付けたいポイントを詳しく取り上げます。浴槽の交換を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
浴槽を交換する目安は?
一般的に約10〜15年といわれているお風呂の寿命。年数以外にも、目安にできるものを4つ紹介します。
1つ目は、コーキングの劣化です。コーキングとは、浴槽と壁の間や壁同士の間を埋めている資材のこと。隙間を埋めている資材なので、この部分にヒビ割れが生じてしまうと水が入り込んでしまいトラブルを招いてしまいます。
そのまま放っておくと、水漏れや腐食、シロアリ被害の原因にも。
2つ目は、カビ・サビが取れなくなることです。大抵の場合、バスルームにカビやサビが発生したとしても、強力な洗剤を使って掃除することで対処可能です。
しかし、それでも落ちない場合は、バスルームの内部にカビやサビが進行しているのかもしれません。バスルーム全体に腐食が広がり、ボロボロになる可能性も。そのため、早めに浴槽交換する必要があるでしょう。
3つ目は、排水口からのイヤなニオイです。排水口からイヤなニオイがする場合、排水機能の不具合が疑われます。排水トラップが機能しなくなると封水を溜められません。
その結果、排水口のニオイを予防できず、バスルーム全体に行き渡らせることに。掃除しても汚れやニオイが取れない場合には、寿命の可能性があるので、リフォームを考えてみましょう。
4つ目は、浴槽・壁・床の劣化です。毎日のように使用しているバスルーム。そのため、少しずつ劣化は進行していきます。壁や床の劣化が進行すると、タイル割れなどの大きなトラブルに発展することも。
腐食や水漏れ、ケガにつながることもあるかもしれません。これら経年劣化のサインに気付いた時は、早めに交換を検討しましょう。
浴槽の交換費用の相場は?
浴槽の交換費用は、タイプごとに異なります。1つ目は、埋め込みタイプです。バスルームの床面に浴槽の約3分の1が埋め込まれて設置してあるもので、およそ10〜15万円の費用がかかります。主にかかる内訳しては、浴槽の解体費用とタイル補修がほとんどです。
また、配管からの水漏れトラブルがある場合は、修理費用としてさらに5〜7万円かかります。在来工法で施行されている浴槽の場合は、断熱の改修工事が必要になることも。その際には、20〜50万円ほどかかります。
埋め込みタイプの浴槽は幅広い種類から選べるので、相場価格もさまざまです。搬入費用や下地処理費なども加えるなら、さらに価格に幅が生じます。
2つ目は、据え置きタイプです。このタイプは、タイルの上に浴槽を置くだけの設置方法のため、あまり費用がかかりません。施工費用の相場は、およそ4〜5万円ほど。金額のほとんどが浴槽の付け外しと廃棄の費用です。
しかし、据え置きタイプの浴槽でも、バランス釜と接続されているタイプの浴槽を交換する際には、さらに費用がかかります。見積もりの際には、どこまで交換するのかをしっかり確認しておきましょう。
3つ目は、半埋め込みタイプです。ユニットバスなどに多く見られる浴槽で、埋め込みタイプと据え置きタイプの中間ともいえます。交換する際には、埋め込みタイプとほぼ同じくらいの費用が必要です。
浴槽を交換する際に注意したいポイントは?
では、浴槽を交換する際には、どんなことに注意したらよいのでしょうか。ここで、4つのポイントを紹介します。
1つ目は、新しい浴槽が浴室から入れられるかどうかです。古い浴槽を壊す前に、新しい浴槽が浴室のドアに入るかどうかチェックしておきましょう。
もし、浴槽が入らなかった場合は、浴室入り口のドアや床を壊して浴槽を入れた後に、再び壊した部分を補修する必要があります。とくにマンションやアパートなどは入り口が狭いため、注意が必要です。
状況によっては、在来工法の浴槽ではなく、ユニットバスにリフォームした方がよいということも考えられます。
2つ目は、賃貸物件では、家主の許可を得た後でないとリフォームできないことです。住んでいる家が賃貸の場合、自分の判断だけで浴槽交換することはできません。
浴槽交換は大掛かりなリフォームです。必ず、家主の許可を得た後で行いましょう。
また、基本的に賃貸でリフォームするのは、お湯が出なくなるなどの機能の不具合があったとき。ただ古くなったからという理由や、ヒビが入っていたという理由で浴槽交換することはできません。
3つ目は、素人のDIYで補修しないことです。浴槽交換するより安く上がるだろうと考えて、DIYすることを考える方もいるかもしれません。しかし、DIYの経験がほとんどない人にバスルームのDIYはおすすめできません。
もし失敗してしまった場合、結果的に最初より費用がかかってしまうことになるので、自分だけで判断するのは危険です。
4つ目は、浴槽交換以外に追加費用がかかることです。
たとえば浴槽交換する際、排水管の水漏れを発見して修理が必要になることがあります。この際、修理の程度にもよりますが、5〜10万円ほどの金額が追加で発生することになるでしょう。
またシロアリの被害がある時は、天井や壁の傷みを修理する必要があるかもしれません。
このように、お風呂の劣化状況で追加費用はさまざま。浴槽交換の費用だけでは収まらないかもしれません。
浴槽の交換費用を抑えるには?
ここで、浴槽の交換費用を安く抑えるための3つのポイントを紹介します。
1つ目は、安い浴槽を見つけることです。
FRP製の浴槽や大量生産されるユニットバスは比較的安く手に入れられます。カタログやショールームで、最新の機能が付いた浴槽を見るとつい欲しくなってしまうもの。
しかしそのような商品は、あまり普及していないので高額になります。コストを抑えるためには、一般的に普及している定番の型を選ぶのがおすすめです。
2つ目は、浴槽と洗面所を一緒にリフォームすることです。浴槽の交換工事だけでなく、洗面所も同時にリフォームすると工事費用の総額が安くなることも。
多くの工事では、洗面所の壁を壊した後に再び新しい壁を作り直します。しかし、壁を壊す際に洗面所をリフォームすれば、費用を1〜3万円ほど抑えることが可能です。
3つ目は、複数の業者からの見積もりを取ることです。リフォームを早く進めたいからといって、1社からの見積もりで進めないようにしましょう。
しかし、あまりに多い業者に見積もりを依頼しても情報を整理できません。そこで、おすすめなのは経験のある業者3社ほどに見積もりを依頼することです。
依頼した後には「どんな工事内容が必要か」「相場の金額はどうか」照らし合わせることをおすすめします。また何社か依頼することで、業者の対応を比較することも可能。相場価格はもちろんのこと、信頼できる業者に依頼しましょう。
まとめ
浴槽は、10〜15年使用したら交換の目安となります。ほかにも、カビ・サビが取れなくなることや排水口からのニオイも交換のサイン。普段の掃除でも解決しない時には、早めに交換を検討してください。
浴槽の交換費用はタイプごとに異なりますが、20〜50万円ほどかかることも。少しでも交換費用を安くしたい時は、FRP製の浴槽や大量生産されるユニットバスを使用することをおすすめします。複数の業者からの見積もりを取り、適正価格で依頼するようにしましょう。
監修者
主任
朝長 大輔
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行し、数多くの現場を経験することで実践的なスキルや最新の技術に関する知識を身に付けてまいりました。
コラムではこれまでの経験から深い理解と実践的なノウハウをもとに水道メンテナンスに関する専門的な知識を広く普及させることを目指しています。
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