水のコラム
排水溝に物を落としたときの対応方法について徹底解説
排水溝に物を落としてしまうと、取り出すことが難しくなる場合があります。
物を落としたらすぐに対応する必要がありますが「対応方法が分からない」という悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、排水溝に物を落とした際の対処法についてご紹介します。
排水溝に物を落としたらどうする?
物を落としたときの対処法を5つ紹介します。
水を止めよう
まず、排水溝に物を落とした場合はすぐに水を止めることが大切です。
排水溝に水がたまっていると落下した物がそのまま流れてしまうため、水を止めてから取り出す必要があります。
そして、水を止めたいときは止水栓を回しましょう。
止水栓を閉めておけば一時的に水の流れを止められるため、物が排水管の奥に流れていくのを防げます。
なお、排水溝の水を止めたいときには、排水口をふさいで水が流れて行かないようにする方法もおすすめです。
その他にも、排水口に水を注ぎ込んで溜まった水を吸い取る方法もあります。
落ちた場所の確認
次に、物が落ちた場所を確認しましょう。
物が落ちた場所によって対応方法が異なってくるため、事前に状況をしっかりと把握する必要があります。
物が目に見える範囲に落ちている場合は、素手や道具を使った取り出し作業を行っていきます。
素手で取り出してみる
目に見える範囲に物が落ちている場合は、素手で取り出せる可能性があります。
そのため、こうした場合はまずは素手での取り出しを検討してみましょう。
ただし、素手で物を取り出そうとすると排水口の縁を傷つけてしまうおそれがあるため、作業を行う際にはゴム手袋を着用することをおすすめします。
また、物が小さい場合も素手での取り出しが可能です。
しかし、物が汚れていたり尖っていたりする場合はゴム手袋やハサミを使って取り出すようにしましょう。
道具を使おう
「目に目える範囲に物が落ちているものの素手での取り出しが難しい」という場合には道具の使用を検討しましょう。
素手での取り出しが難しくても、道具を使えばスムーズに取り出せるはずです。
そして、こうした場合には割りばしとセロハンテープを使った取り出し方法がおすすめです。
割りばしの先端にセロハンテープを巻き付けて先端に物をくっつけることで取り出す方法となっており、取り出しづらい物も簡単に拾えるでしょう。
排水管の取り外しもおすすめ
上記の方法で物を取り出せない場合は、排水管の取り外しをおすすめします。
排水管を取り外しすれば基本的にはどんな物でも確実に取り出せるでしょう。
また、排水管の取り外しと聞くと難しそうに聞こえますが、やり方さえ覚えてしまえば誰でも簡単に対応できます。
特にDIYが得意な方であればすぐに取り外しできるようになるでしょう。
排水管はどうやって取り外しすればいい?
排水管に物が落ちてしまった場合、素手や道具を使って取り出せない場合があります。
そのような場合は排水管を取り外しして中から物を取り出す必要があります。
しかし、排水管の取り外しには専門的な技術が必要であり、誤った方法で行うとトラブルが起こる可能性があります。
そこでこのトピックでは、排水管の取り外し方法と注意点を解説します。
まずは道具をそろえよう
まずは道具をそろえましょう。
手や排水管を保護するためのゴム手袋や排水管を取り外しするために必要なモンキーレンチ、浸水を防ぐ新聞紙や雑巾など、取り外し時に必須となる道具を事前に用意しておく必要があります。
作業前の準備を行う
事前準備として作業前に下水の流れを止める必要があります。
そして、排水管の手前にある止水栓を閉めれば下水の流れを止められるため、すぐに止水栓のバルブを回しましょう。
また、手や目を傷つけないようにするために、作業を行う前にゴム手袋と保護メガネを必ず着用するようにしましょう。
なお、排水管を取り外しする前には水道の元栓を閉めておきましょう。
排水管から水が漏れ出してしまうことがあるため、作業前には必ず水道の元栓を閉めておく必要があります。
また、排水管にたまっている水をバケツで取り除いておくと、水の流れをコントロールしやすくなるため、この作業も忘れずに行いましょう。
排水管の取り外しの仕方
まずは排水管を取り外しする箇所を特定しましょう。
取り外し箇所は、曲がり角や接続部分が多い箇所であるケースが多いため、こうした部分をチェックすると良いです。
取り外し箇所を特定したらパイプレンチを使って取り外し箇所にあるナットを緩めましょう。
そして、ナットを緩めて排水管の取り外しが完了したら、中の確認作業に移ります。
その後、物があれば取り出した後に排水管を元に戻してナットを取り付けましょう。
排水管に物を落としたときにやってはいけないこと
排水管に物が落ちてしまったときに自分で対処しようとすると、誤った方法をとってしまう場合があります。
そして、誤った方法で作業すると水漏れといったトラブルを引き起こしかねません。
そこでこのトピックでは、誤った方法を取らないように排水管に物を落としたときにやってはいけないことについて紹介します。
排水管に水を流し続ける
排水管に物が詰まっているときに水を流し続けてしまうと、詰まりが深刻化する可能性があります。
そのため、物を取り出して詰まりを解消する前に一旦水の流れを止める必要があります。
意識していないとつい水を流し続けてしまうため、この点は注意するようにしましょう。
針金やハンガーなどで排水管をかき出す
針金やハンガーといった先の細いもので排水管をかき出すと、排水管を傷つけてしまう恐れがあります。
細長いものを利用すると物自体は取り出しやすくなりますが、排水管自体にダメージを与えてしまうため、この方法を活用する際には先が尖っていないものを利用するようにしましょう。
個人での対応が難しいときはどうする?
排水管に落とした物の取り出し作業は基本的には個人で可能ですが、場合によっては自分で対処できない場合もあります。
そこでこのトピックでは、個人での対処が難しい場合の対処法について紹介します。
1. 専門業者に依頼する
排水管に落としてしまった物を自力で取り出せないときは専門業者に依頼しましょう。
個人では対応が難しいケースであってもプロであれば瞬時に解決してくれます。
なお、最近は無料で見積もりを行ってくれる業者が多いため、こうした業者に対応を相談して最適な方法を提案してくれる業者に取り出し作業をお願いしましょう。
2. 不用意に排水管を取り外ししない
排水管を取り外しするときには専門的な知識と技術が必要です。
方法さえ覚えてしまえば個人でも対応可能ですが、不用意に取り外ししようとすると排水管を破損してしまう可能性があります。
そのため、自分で取り外しする際にはマニュアルや専門書を参考にしたり専門家に相談したりする必要があります。
まとめ
排水溝に物が落ちてしまうと対応方法が分からず焦ってしまいがちですが、対応方法をしっかりと把握していれば誰でも物を取り出せるようになります。
そのため、今回紹介した内容をしっかりとおさらいして、いざというときに備えましょう。
なお、個人での対応が難しいと感じたときには業者への依頼を検討しましょう。
こうした場合に無理に個人で対応しようとすると状況を悪化させかねません。
そのため、専門家の力を借りてスムーズに問題を解決するのが賢明だと言えます。
監修者
主任
朝長 大輔
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行し、数多くの現場を経験することで実践的なスキルや最新の技術に関する知識を身に付けてまいりました。
コラムではこれまでの経験から深い理解と実践的なノウハウをもとに水道メンテナンスに関する専門的な知識を広く普及させることを目指しています。
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